ベランダの木日記

ベランダで盆栽(とは言えない和風の鉢植え)などを育て始めて4年目の新人です

活動開始!

唐突に、このブログを始めてから我が家のベランダ棚場にお迎えした子たちをリストアップしてみた。

 

■2020年4月〜2021年3月にお迎えした子たち

・草木(計:21種)

乙女ギボウシオダマキ、日高ミセバヤ、大雪ヒナオトギリ、大実ムラサキコケモモ、、姫ユキノシタ、ウメバチバンダイソウ、ウメバチソウ屋久ウメバチソウバイカオウレン、雪割草、姫スミレ、猫柳、姫フウロソウヒナソウ、香丁木、テカリダケキリンソウ、ミツデイワガサ、アサギリソウ、真柏、台湾ツゲ

・多肉、サボテン(計:16種)

兜丸、紫太陽、四角鸞鳳玉、蘇鉄麒麟、茜の塔、リトープス、シルバースプリングタイム、ドドランタリス 、ブロウメアナ、パンクチュラータ、リトルミッシー 、マジョール、スカピゲラ、プラティフィラ、トルツオサム、リトルゼム錦

 

すごいー!我ながらすごいー!植欲が止まるところを知らない状態だったなあ。ネット上で見かけるあれもこれも可愛くて欲しくなっちゃって大変だった。お店に行けば、目星以外の子も気になって「目が合ってしまったから♡」と一緒に連れ帰ったりもして。

今のところみんな生きていてくれている。でも、中にはあきらかに元気のない子がいるので・・・少しずつ元気を取り戻してくれるように頑張りたい。

 

で、今年度はというと。

■2021年4月〜

・草木(計:12種)

シマツルボ、マメヅタ、ホタルカズラカマツカ、谷渡りの木、ツクシカラマツ、富士ブナ、イワシデ、カエデ、イボタ、西洋カラマツ(Fさんから)、野薔薇(Fさんから)

・多肉、サボテン(計:3種)

紀ノ川、玉稚児、緑亀の卵

 

まだ9月とはいえ、控えめなんじゃない?これから紅葉の季節だし、色づきかけたあの子やこの子がきっとお店で待っているよ?いいんじゃないかな?うん、いいよいいよ。新しい子をお迎えしようよ!

盆栽町にめっちゃ行きたいー。大野さんのところにも久しぶりにお邪魔したいー。熊木園にも行ってみたいー。Fさんちのお庭にもお邪魔したいー。さあ、活動開始ー!

 

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多肉たちも活動開始の気配。ムフフ。

 

楽しみな紅葉

秋がやってきた。一番好きな季節だ。秋のくすんだ色合いも物悲しい空気もとても好み。盆栽関連の情報を追いかけていると今年は秋の進みが早いと見聞きするが、我が家のベランダ棚場の子たちはまだ緑色をしている。去年はヤマモミジにハマボウ、シロシタンの実、旭山桜、日高ミセバヤ、大雪ヒナオトギリ、多肉たちなどなど紅葉を楽しませてもらった。我が家の狭いベランダでこんなに多様で豊かな秋を堪能できるだなんて!と感動したものだった。今年はさらにカエデ、イワシデ、富士ブナ(葉先が焼けているけれど…)、カマツカなども加わったので楽しみだ。ベランダでひとり、小さい秋に浸りたい。

前に、近所の盆栽の大先輩Fさんが、「秋になると葉っぱから葉っぱの根元に養分が送られて次に出てくる芽の準備をする。養分を送っていくにつれ葉っぱは紅葉していき、最後は役目を終えて落葉するのだ」と教えてくれた。そうやって繋いでいくんだと心に染みた。

この話の流れでものすごく言いにくいけれど、Fさんから譲り受けたかわいいカエデが葉焼けにより葉っぱがずいぶんと落ちてしまった。。

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並べて見ると余計に切ないな。。8月、ほんの1日、2日でみるみるうちにこうなってしまった。。残った葉っぱで次の芽にどのくらい養分を届けられるかな。小さな芽をルーペでガン見しているが、少しずつ膨らんできているように思うのだけど。。頑張っておくれー!お願いー!あ、同じくFさんちからやってきた西洋カマツカは大丈夫そう!色付いたら写真を撮ってメールしなくては。

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実のついた木が西洋カマツカイワシデとハマボウも一緒にパチリ。

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Fさん、お元気かな。

 

最近のベランダミニトピック(小さいの咲いた編)

豆鉢日高ミセバヤ。君に見せばや。

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オトギリソウ(大きい方)と大雪ヒナオトギリ(小さい方)のオトギリコンビ鉢。大きい方のオトギリソウは、近所の盆栽の大先輩Fさんから譲り受けた西洋カマツカの鉢に生えていた可愛いオマケ。

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フウロソウ。ひとつだけ。

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鉢にひとつだけお花が咲いているのを見ると、必ず矢野さんと清志郎さんの「ひとつだけ」が聴きたくなって聴くと何度も繰り返し聴いてしまう。もう、そういうことになってしまっている。そして、口ずさむときは矢野さんの雰囲気で歌うのが楽しい。るぅっ⤴︎みたいな。「1番楽しいことは君の口から君の夢きくこと〜♪」のところがいい。小さな夢でも、大きな野望でも、やりたいことの話を聞いて「いいね!いいね!」と言っていたい。ちなみに私の今の夢は色々あるが、ベランダがらみで言うと、以前に記事に書いたあれこれにあと「ベランダ棚場写真集」を作りたい。写真集は本気ですごく作りたい。とりあえず自分で気に入っている写真をピックアップするところから始めようと思う。

 

「いいね!いいね!」と言っておくれよ〜。ねえ、おねがい〜♪(笑)

小さな世界ができた

前回はどんより曇り空な記事を書いてしまったけれど、暑さが和らぐとともにだいぶん復活。過ごしやすくなって、ベランダにたくさんいられるのが何より嬉しい!

久しぶりにじっくりとベランダを探検すると、とある鉢にナガエコミカンソウが生えてきているのに気付いた。去年、初めて我が家のベランダにお目見えしたお客さまだ。コミカンソウという名前通り、小さな花が咲いた後に小さな蜜柑みたいな実が付く。高さは50センチくらいにもなって、アーティスティックな姿に感動したものだった。そのこぼれ種から発芽したのかな。

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去年のナガエコミカンソウ

細丸っこい葉っぱを連ねた小さな木のような姿を見ていると、「あっ!あのあけぼの園の鉢が合うに違いないー!」と思い付き、さっそく作業開始。ナガエコミカンソウを入れて、カタバミを添えて、苔も撒いた。めっちゃ楽しくなってきて、石も置いてみよう!と並べ始めるも、置けども置けどもピンと来ず、最後はもう投げやり気味にえいえいえいと並べて完成とした。笑

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鉢の色や模様からか古代な雰囲気がしていいなあ。全体の色合いも好き。

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この小さな鉢の中だとナガエコミカンソウはどんなふうに育つだろう。窮屈かな?控えめに育ってくれるかな?様子をうかがいながら楽しませてもらおう。

 

余談コーナー。先日、陶芸家である小沼寛さんの展示を見に、とあるカフェへ行ってきた。自転車で片道1時間ほどの旅。小沼さんの奥様は私が好きな盆栽家の加藤文子さんである。

カフェに入ると小沼さんと加藤さんと女性の方がテーブルで談笑されていた。その女性の方を見てビックリ!少し前に盆栽町でお話させていただいた方だったのだ!目が合って、「先日はどうもありがとうございました!」と話しかけると、私のことを覚えてくださっていて、「ここ空いてるわよー」とそのテーブルに誘ってくださったのだ。なにこの状況!敬愛すべき御三方に囲まれて夢のようなんですけれど!ドキドキしながらアイスコーヒーを注文し、ドキドキしながら自己紹介をし、ドキドキしながら相槌を打ち、ドキドキしながら質問したりした。たくさんお話させていただいて、もう胸がいっぱいになってしまった。

もちろん展示もじっくりと見させていただいた。小沼さんが「作りたい形があった訳ではなくて土をいじっているうちにこうなった」とおっしゃっていた作品たちがものすごくグッときた。不思議な形をしているけれど、どこかの森で生きて動いていそうだった。加藤さんとはツーショット写真も撮っていただいた♪なんと撮影してくれたのは小沼さん!ふふふ〜。私の宝物がまた一つ増えた。いつか必ずや那須にある創作の地へお邪魔しよう。

 

余談が長い。

きのうは曇り空

はあ、どんより。8月後半になり、水やりも作業的になってしまっているし、写欲も湧かない。ほぼ毎日飽きることなくベランダで撮っていたのに。「写欲が湧かない?やったじゃん!そんな時は黄昏時にベランダに出て、David Sylvianを聴きながらコーヒーでも飲んでぼんやりすべし!」と言われた。あはは〜。

そんな中、シロシタンがコナカイガラムシにやられてしまった。。赤く色付くのを楽しみにしていたシロシタンの実。そのいくつかが黒ずんできていることに気付いた。鉢を持ち上げて葉っぱをめくってよく見ると、枝に白い粉のようなものが付いている。さらに目を凝らして見ると、白くて小さくて丸い粉の塊に足みたいなのが付いてて・・・って、動いてるっ!虫かいなっ!とビックリして調べるとコナカイガラムシだった。慌てて歯ブラシでこそげ落としてベニカXスプレーで消毒をした。木が枯れてしまうことはなさそうな雰囲気だけど、しばらくよく様子を見ようと思う。黒ずんできていた実をすべて落とした結果、残った実は4つとなってしまった。。シクシクシク。。他の木もチェックしたところ大丈夫そうに見えたけれど消毒をしておいた。前回消毒をしたのが7月の頭だったから間が空いてしまったかな。。それに、もっと早くに虫の存在に気づけたはずよね。。ああ、大反省。。ごめんよ。。

すっかり凹みモードに突入してしまった私の頭に蘇ってきた言葉がある。「愛と知識がないと栽培ではなく、枯らすのを遅らせているだけ。」五葉松を枯らしてしまった時に遭遇した言葉だ。枯らすのを遅らせているだけ・・・。うううう。。ダメだ、ダメだー!このままではあの枯らしてしまった五葉松くんに申し訳が立たん!また気持ちを入れ直して、日々の観察と勉強よー!

そんなことを思った翌朝、ベランダに出ると、姫フウロソウが可愛く並んで咲いているのが目に留まった。「あっ、可愛い。。写真撮ろ!」

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ベランダ棚場の子たちに申し訳なくて落ち込む一方で、励ましてくれるのもまた棚場の子たちなのである。本当にいてくれて感謝。写欲も復活の兆しだけど、もっと別の切り口で撮れたらなあ。やっぱり「黄昏ベランダシルヴィアン」やってみようかな。でも、シルヴィアンはよく知らないから、yanokamiの「曇り空」でもいいかな。

ベランダにやって来たお客様とナウシカの夏

毎日暑いけれど棚場の子たちは何とか元気にやってくれているようだ。私も毎日元気にベランダに出ている。毎朝、麦わら帽子をかぶり、アームカバーを付け、ひんやりタオルを首に巻き、お水をたっぷり飲んだ後、「先に飲んでごめんー!今、お水あげるからー!」と急いでベランダに出る。豆鉢や乾きやすい鉢にササーッとお水をやってから、ひと鉢ずつゆっくりお水をやる。すだれをかけているので直射日光は避けられているとはいえ、1時間はベランダにいるのでじんわりと熱が体に籠る。それも、夏!って感じで心地よくもあるけれど、ふらふら〜っとならないように気をつけないといけないな。

7月の終わりにシジミチョウがやってきた。ようこそ、我が家のベランダへ。旭山桜の葉っぱにしばらく止まっていたので卵を産んだのかなと思ってよく見てみたけれど、卵はなかった。シジミチョウの翅の模様が綺麗だなあ。翅の外側の模様、葉っぱ付きのお花が並んでいるように見えてかわいい。気になって蝶にはなぜ模様があるのか改めて調べてみた。「チョウはなぜ模様があるの」。質問の字と絵がかわいすぎるし、答えがとても分かりやすかった。というか、この「はってなQ便セレクション」コーナーの他の質問もおもしろかわいくてあれこれ読んでしまった。そんなことをしていたら、この記事を書き始めてから1時間半も経っている・・・。

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先日はミンミンゼミがベランダでひっくり返っていた。よく見ると、メカメカしくてすごくカッコいい。翅がまた綺麗で見とれてしまった。翅に筋のように入っている脈を翅脈(しみゃく)というそうだ。どうしてこんなに綺麗なのか。あ、そうじゃなくて、セミが偶然持ち合わせた性質を私が勝手に綺麗だと感じているんだよね。そんなことをセミを手に乗せながら思った。

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狭いベランダで巻き起こる小さなことから、色んなことを知ることができて本当におもしろい。

 

余談コーナー。今、「風の谷のナウシカ」の原作漫画を読んでいる。映画は漫画全7巻のうちの2巻までの内容なんだな。いやーーー、面白いわ!3巻が読み終わったところだが、「カイーーー!(涙涙涙)」です。この時点ですでに1巻から読み返したくなっているけれど(笑)、ひとまず一度最後まで読んでしまおうと思う。

オトギリ愛が止まらない

去年の初夏にお迎えした大雪雛弟切草というちっちゃいオトギリソウ。直径2,3ミリという小ささのお花で随分と楽しませてもらった。そのタネが棚場のあちこちの鉢に飛び込んでいたようで、今年の5月以降、ちっちゃくてかわいい顔をあちこちからひょこひょこと覗かせてくれている。私がずっと鬼のままのかくれんぼをしているようで、もう本当にかわいくて楽しい。

某所で「オトギリ愛が止まりませんね」とコメントいただいのだが、まさしくその通りで、朝の水やりの時にちっちゃい黄色のお花を見つけるたび、「はわわっ!咲いてるーっ!」と新鮮に心が躍る。お水をやった後、「どれどれ、かわいいお顔を拝見」と鉢を両手で包むように持ってじっくりと見つめる時間が超幸せ。とか書くとだいぶ気持ち悪いのだろうか…。誰かが見たら、見てはいけないものを見てしまったような気持ちになるのだろうか…。なるな…。でも、やめられないわ…笑。

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一部、純粋な飛び込みではないものがありますが、ご了承ください笑。この小ささ、可愛らしさが伝わりますように!