ベランダの木日記

ベランダで盆栽(とは言えない和風の鉢植え)などを育て始めて4年目の新人です

その線は水平線

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ひとつ前の記事で、「ベランダでベランダ用音楽プレイリストを聞きながら古葉取りなどに没頭したい」と書いてから、ベランダ用プレイリストをどうしようかなと考えている。(その前にベランダの目隠し!笑)1曲目はくるりの「その線は水平線」がいい!絶対!と思ったのだが、これに続く2曲目がちっとも思い浮かばない。もう、ずっと水平線でいいかも。棚場を眺めながら聞いたら永遠に没頭できそうだな。水平線の写真、撮ってなかったかなあと探して出てきたのが上の写真。3年前に撮った江ノ島の海。水平線だけの写真って意外にも撮っていないのかもしれない。

 

ベランダの木日記なので、ベランダの様子もご報告。

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ミツデイワガサはお花が咲き始めた。お花はもちろん可愛いのだけど、この蕾の粒々感もたまらなく可愛い。香丁木もシロシタンも蕾が膨らんできた。ドキドキドキ。

 

最後にまた「その線は水平線」の話に戻るのだけど、水平線はEテレの番組「又吉直樹のヘウレーカ」のエンディングテーマだった。「ヘウレーカ」面白くて大好きだったのに番組が終了してしまった。残念でならない。今、夢中で見ているのは「大豆田とわ子と三人の元夫」。おもしろすぎる。

かわいい2人組とベランダにおける野望

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2人組を作ってみたらかわいかったー。

って、それだけというのも何なので、ベランダでやりたいなと思っていることを書いてみる。

  • ベランダの柵に開閉可能な目隠しを取り付けたい。
  • 目隠しが付いたらベランダで、豆大福とお茶をいただきながら棚場を眺めたい。
  • 目隠しが付いたらベランダで、涅槃像のように寝転がって棚場を眺めたい。
  • 目隠しが付いたらベランダで、盆栽たちを目の端で見ながら読書したい。
  • 目隠しが付いたらベランダで、ベランダ用音楽プレイリストを聴きながら古葉取りなどに没頭したい。

ふむ。まずは柵に目隠しを付けなければ始まらないな。ベランダカーテンを探してみようかな。あと、こんな野望も。

  • 丸くくり抜かれた枠に盆栽を置けるような壁?を作りたい。盆栽美術館のお庭にあるような(写真)。常時ベランダに置くことは難しいので持ち運びできるような軽いものがいい。ど、どういうの?笑
  • 盆栽を飾るときの「添え(主木を引き立てる役目を果たす盆栽)」がかわいいので、添えばかりを並べた「ベランダ添え展」を開催したい。私が企画して、私が制作して、私が開催して、私が見る展示。大丈夫、寂しくなんか・・・ない!

そんな感じでベランダ生活を充実させていきたい。こういうことを考えている時が一番楽しいな。ところで、とても悲しいお知らせを目にした。5月の大盆栽まつりは中止なんだそう。延期ではなくて中止。。はあああああ、つまらない。。仕方がないとはいえ、つまらないよう。。

 

思い入れ深きシドミ

シドミ(クサボケ)は、2018年5月の大盆栽まつりで購入した。このシドミには並々ならぬ思いがある。

 

昔々、小さなかわいい盆栽を衝動買いして、まもなく枯らしてしまったことがある。心の奥底に罪悪感だけを残し、しばらく盆栽とは疎遠な生活を送っていたのだが、数年前に埼玉に引っ越してきて盆栽熱が再燃した。埼玉には盆栽町があり、盆栽美術館もある。さっそく盆栽町を訪れて衝撃を受けた。鉢の中に世界がある!宇宙がある!ガガーン!そして、2018年5月に大盆栽まつりに行き、ずらり並ぶ盆栽屋台の中から、ご主人のお優しそうな雰囲気に誘われ足を止めたお店で、シドミと長寿梅を購入したのだった。

 

長寿梅は残念ながら一昨年の冬に枯らしてしまった。。だから、このシドミにはどうしても思い入れが強くなってしまう。今年の5月で丸3年になるのね。思い起こせば、1年目は全くの勉強不足でとりあえず毎日お水をやることしかしていなかった・・・。そして2年目、生命力あふれる芽出しの様子に大感動したのだけど、楽しみにしていたお花は咲かず、盆栽美術館の盆栽相談に持ち込んだ。そこで、「肥料不足だね」と肥料をポンと置いてもらって帰ったのだった。そして3年目の去年、2月の終わりに小さな小さなコロンとした蕾を発見!それはそれは嬉しくて、お花が咲いたらもっともっと嬉しくて、ここから盆栽への思いがググーンと高まり今に至る。

 

そんな、言えば盆栽を本当に好きになるきっかけをくれたシドミなので、長く長く一緒にいたい。去年はこのシドミの枝で挿し木もした。7本根っこが出て3鉢できたのだけど、その内の1鉢は親シドミと同じ株立ち風になるといいなと寄せて植えてみた。どうなるかなあ。

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いつか、お揃いの大小の鉢に入れて並べたいなあ。絶対、かわいいと思う。

多肉たちのご様子

多肉たちも春の陽気の中、大賑わい。

開花状況。シルバースプリングタイムのお花は迫力満点。たーまやー!ドドーン!これだけたくさん咲かせるとさぞかしお疲れだろうから、開き切ったらすぐにカットしようかな。リトルゼムのお花は黄色ー。かわいいー。葉っぱとのカラーバランスがたまらない。こちらもある程度楽しませてもらったらカットしよう。姫秋麗は本当に姫秋麗?そうタグが付いていたけれど、だるま秋麗っぽい?ピンクがかったグレーがとても綺麗。まもなくお花が開きそう。

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ドキドキの開花待ち組。我が家の草間彌生(兜丸)も蕾が出てきた!また、あの衝撃的に綺麗な開花姿が見られると思うとワクワクしてしまう。あと、友達からいただいた十二の巻のお花も楽しみ!どんなだろう〜。

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ルペストリスはだんだんと倒れてきたから仕立て直そう。みっちりとタワーみたいに積み重なった姿をいつか見られるのだろうか(遠い目)。紀の川とスカピゲラは昨年の冬からの新入りちゃん。スカピゲラは友達が持っていて、葉っぱの間から覗く赤い蕾が可愛すぎたので真似っこお迎え。

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リトープスはみんな脱皮〜。何これ、可愛すぎる〜。リトープスに馴染みのない友達には「ちょっと怖い」って言われるけど、私にとっては可愛すぎてたまらんチビおやきちゃんたち。7個中3個が双子。こんなものなんだろうか?

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ドドランタリスはバラの花束のよう。キュンキュンするなあ。かわいいー。

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木みたいで大好きなパンクチュラータ。モッサモサな髪を少しなびかせてカッコいい。

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女心と秋の空、じゃなくて、乙女心と虹の玉。

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多肉たちは手作りの取っ手付きトレーに乗せている。雨風強い時にはトレーごと部屋の中に入れればよいので楽チン。このトレーが3枚ある。多肉とサボテンはこの3枚のトレーに収まる分しか置かないと心に固く固く決めている。

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以上です。はあ、可愛かった♡

日日是好日

図書館に行くと盆栽関連の本の棚をチェックする。図鑑みたいなごっついのを除くと大方借りたのだけど、中村是好著の「小品盆栽」といういかにも古そうな本(調べてみると1968年に出版された本のようです)、これはなんとなく手に取ってなかった。でも!今日は借りてみました!

結果、借りてよかった・・・!後半の「盆栽と芸と人生」に感銘を受けた。もう夢中になって読んだ。盆栽を始めてよかったね、いい人生待ってるよといっぱい言ってもらった気がする。前途洋々だー!今はこんな感想しか書けなくて、、ごめんなさい。でも!本を読んで、一生盆栽と過ごせることにワクワクが止まらなくなった。ああ、読めてよかったー!

 

ちょっと盛り上がりすぎちゃったので話題を変えよう。図書館で盆栽関連の本をあれこれ借りた後、これはずっと読みたいと思って購入した本をご紹介。

加藤文子さんの本、「 草と木の小さな鉢」、「加藤文子の時を奏でる盆栽」、「natural盆栽 小さなみどりの育て方」の3冊。あと、塩津丈洋植物研究所「身近に植物のある暮らし」、葉住直美 、ザ・ハレーションズ 「I LOVE 盆栽」。中でも、加藤文子さんの本はふと手にとってはパラパラと眺めている。見てるととても落ち着く。

加藤さんと言えば、去年、とあるカフェで加藤さんの展示があって、ドキドキしながら行ったのだった。加藤さんの盆栽は静かで優しくて温かくて洒落ていて、でも、力強いエネルギーがギュッと詰まっていて感動した。で、緊張で手を震わせながら感想をノートに書いていたら、旦那様の小沼さんが「よかったらそこにいるから話して行かれたらどうですか?」と声をかけてくださり、テーブルについて少しお話しさせていただいた。緊張していたから、何を話したのかよく覚えていない。。でも、最後に、持参していた加藤さんの本の見返しに「すみません。何か一筆書いてもらえませんか?」とお願いして、「今日も良い日です。ありがとうございます。」と書いていただいたものが手元にあるので、夢ではなく確かにご本人とお話したみたい。

 

と、ここまで書いて、最後どうやってまとめて締めればいいのか分からない。。えーっと、棚場の盆栽たちと誠心誠意向き合っていきたいと改めて思う今日この頃です。

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文章書くの楽しいけど難しい。。。

ベランダ棚場、最高

ローアングルで棚場の植物を撮ろうとカメラを向けた時、液晶モニターに映る棚場の光景にうわーっ!となることがたまにある。先日、乙女ギボウシの葉っぱの間から顔を出す苔の蒴を撮ろうとカメラを向けた時にそうなった。

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うわあ!熱帯雨林みたいー!探検したいー!もう、ベランダに寝転んで、真横から棚場を見るべきなのかもしれない。ちなみに、中央の乙女ギボウシを取り囲んでいるのは、カリン、ヒナソウタチツボスミレ、アサギリソウ、ヤマモミジ、姫スミレ。 

こんな素敵な景色を見せてくれて、棚場の子たちすごいな。朝起きてカーテンをパッと開ければ、キラキラの緑で最高の目覚めをくれるし、うーん…と思うことがあってもベランダに出ればすぐに忘れさせてくれるし、もう、感謝しかない。ありがとうの気持ちを込めて、また明日からお水をやろうと思う。

ヤマモミジーズ3期生?

去年の春先、盆栽の大先輩Fさんにいろんな木のタネをいただいて実生にチャレンジした。楽しかったから来年もやろう、秋にはケヤキやモミジのタネを探しに行こうと思っていたのに、やらずに2020年は終わってしまった。今年になった2月、近所の公園のモミジの木を見たら、まだ木に付いて残っているタネがあるのに気づき、少しばかりいただいて来た。

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タネが完全に乾いてしまうと休眠してしまう。それを目覚めさせることを「休眠打破」というそう。私は水で湿らせたペーパータオルに包んで、1ヶ月ほど冷蔵庫で保管した後に撒く方法をとってみた。10個ほど撒いて、4つ芽が出た。でも!また1年後に芽が出るかもしれないから土は捨てない!

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芽が出た4本はいずれ寄せ植えにしたいと思っている。先日、盆栽のイベントに行った時に見た寄せ植えが可愛かったので真似っこしたい。 この鉢は芙蓉園で買えるんだそう。

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ところで、今回撒いたタネは何モミジだろう。ヤマモミジならヤマモミジーズ3期生として迎え入れられるのだけど。ヤマモミジじゃなくても似ていたらヤマモミジーズでいっか。これでモミジの鉢は6鉢になる。それぞれに個性を生かしてプロデュースしたい。秋元康気分で。よかったらあなたの推しモミジ、見つけてください。なんて。