ベランダの木日記

ベランダで盆栽(とは言えない和風の鉢植え)などを育て始めて4年目の新人です

ベランダを飛び出してー道草紅葉さんぽ編ー

少し前になるけれど、森見會のHさんと第2回道草さんぽに出掛けてきた。第1回目は柴又を散歩したが、今回は水元公園。季節がら、雑草はあまり観察できなかったが、木々の素晴らしい紅葉を堪能するお散歩となった。

金町駅からバスに乗る。「バスって一緒に乗ったことあったっけ?」「陶芸体験の時乗ったような」「あー、乗った乗った!」「友達と乗るバスっていいよね」なんて軽く話してあったまったところで、とびきり楽しみにしている団子虫の話を聞いてもらおうと「話、していい?」と聞くと、「あ、石でしょう?笑」とHさん。「ブログ読んでくれたのー?!そっち先に話す?いい?」と団子虫はちょいと横に置いて”私の石が欲しい”話からスタート。まあ、盛り上がる盛り上がる!いきなりエンジン全開で妄想の大海原へ漕ぎ出した私たち。バスの中だけでは収まり切らず、降りてからも石!石!と盛り上がった。「堤真一さんみたいな石って思ったけど、いつも見つめられたら緊張するかな」「堤さんだと、パジャマでだらけてるところとか見せたら失礼かも」「温水さんみたいな石がいいんじゃない?」「あー、安心する!」「でも、安心しすぎて存在を忘れそう?」「でも、堤さん、関西出身でノリがよさそうだから、だらけててもいい感じでツッコんでくれそう」「うんうん。やっぱり堤さん石がいいね!で、温水さん石も欲しいねー」とか、もう好き勝手にワイワイ話した。この時点では堤さん石と温水さん石で一旦落ち着いたのだが、散歩の最後、土壇場で大逆転ホームランを放つ人物(私の石の候補)が現れたのだ。それが誰かは記事の後半で…。

水元公園ってほんとに広大。広すぎて全部は回り切れなかった。それでも、秋色に染まった木々を堪能して大満足。黄色や赤やオレンジや茶色に染まった葉っぱたちが、澄み切った青空を背に風に揺られてチラチラと舞い、時折クルクルっと回転したりする。「いいねー。綺麗だね。可愛いね」「秋の色はいいね」などしみじみと話した。木の実や秋色の葉っぱもたくさん拾った。

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f:id:ayumitt:20211208160034j:plain(写真の画角が全部一緒だな。。もっと寄ったり引いたりしなくちゃ。。)


もうそろそろ帰ろうかとバス停に向かい始めると広い野原に出た。そこでHさんが教えてくれた話がよかった!新しく開けた、まだ環境が整わない厳しい土地に他の種に先駆けて発芽するものがあって、それらをパイオニア種というのだそう。おお、かっこいい!パイオニア種!先駆者!とびきり楽しみにしている団子虫に使えないかしら…パイオニア種…世界の始まり…ゴニョゴニョ…。

よく歩いて重くなった足でバス停まで辿り着き、金町駅に無事帰還。美味しそうなおはぎをお土産に買い、コーヒーとケーキで締めのお茶。そこで、私の石の候補にこれ以上ないぴったりの人物が、蘇る昔の記憶とともに颯爽と現れたのである!大逆転ホームランを放った人物!それは、かつて森見會が御用達にしていた喫茶店のマスターです。いつも変わらぬ姿でお店にいてくれて、変わらぬ声で「いらっしゃいませー」と迎えてくれて、安定の美味しいコーヒーをいれてくれて、マスターから話しかけてくることはないけれど、こちらから話しかけた時には優しい笑顔で気さくに答えてくれる。森見會のメンバーで話していても、視界の端に見え隠れするマスターの働く姿に安心した。私はマスターが大好きだった。(あ、ご健在でいらっしゃるけど、私が引っ越して気軽に行けなくなったので過去形)私の石はマスターだ!マスターみたいな石!マスターストーンと出会わなくちゃー!!

Hさんと「これだ!これだよ!マスターストーンだよ!」「マスターお元気かな。マスターに会いたい!」と散歩の疲れもふっ飛ぶくらい最高潮に盛り上がる中、お名残惜しくも解散となった。はあ、楽しすぎる一日だった。Hさん、めっちゃありがとう!いつまでもこんなふうに、妄想の大海原へと漕ぎ出しては日常に戻るのが大変になっていたいものだなあ。楽しい妄想が世界を救う。

そして、マスターストーンに出会いたいなあ。とはいえ、こんなギラついた気持ちで探しに行っても出会えるはずがないのだ、絶対!もっとさりげなく、出会うべくして出会うのだ。でも。。マスターみたいな石って一体どんな石なの…?出会ったとして分かる自信あるの…?と自分に問いかけてみたりして笑。揺れる乙女心(乙女と言い切る)。

 

私のマスターストーンにいつか出会えますように。。

 

今回も一度寝かせて読み返した。またまた変なテンションになってる笑。本当はもっと深みのある文章を書きたいし、深みのある人になりたいのだけど。。でも、私ったらなんだかとても楽しそう笑。それにしても、どうして石の話になるとこうなるのだろう?石はなぜ私をこうさせるの?なんなの!?笑