ベランダの木日記

ベランダで盆栽(とは言えない和風の鉢植え)などを育て始めて4年目の新人です

最近のベランダミニトピック(秋色の候編)

9月に作ったナガエコミカンソウとカタバミの鉢。いわば雑草盆栽です。ナガエコミカンソウはちっちゃなお花とちっちゃなミカンみたいな実を付けながら、少しずつ身長を伸ばしている。草と石と鉢、全体のバランス、色合いがすごく好み。大好き。

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ちっちゃいユキノシタの豆鉢。夏のあいだは元気のない様子だったけれど、秋になって生き生きとし出した。とても嬉しい。

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大好きなウメバチバンダイソウの鉢。待ち焦がれていた白いお花が咲いて、とても可愛いことになっている。小さな鉢の方には実はマメヅタも入っているのだが、ウメバチバンダイソウの葉っぱとすっかり馴染んでしまっている。可愛い。

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余談コーナー。お友達からオススメしてもらって読んだ本、小山田咲子さんの「えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる」。これがものすごく良かった!序文を鴻上尚史さんが書いていらして、序文でもう泣いてしまった。なぜ泣いてしまったかは書かずにおくけれど、この本は彼女が20代前半に書いた500本のブログの一部をまとめた本である。もう、ブログとは思えないほどに素晴らしい文章の数々。心に留めておきたい言葉がいっぱい。読み進めるにつれ、彼女の前向きで明るくて強いように見えて、ものすごく臆病で繊細で儚げなところが大好きになっていた。いよいよページが少なくなってくると、読み終わってしまうのが悲しくて、図書館で借りていたので延長もして大事に大事に読んだ。自分や人の心の奥底を見つめるって怖いけれど、知りたい。知ったとしても、本当のところを理解することは難しい、でも分かりたい。そんなまっすぐにぶつかろうとして揺れ惑う気持ちが見えるから、彼女のことが信用できるし、好きになってしまったのだと思う。あと、直感を大事にしていそうなところも好き。考えすぎちゃうとどんどん純粋な思いでなくなってしまう感じがするから。すっかりいい大人になってしまった私だけれど、20代前半の咲子ちゃんの言葉に愛と勇気と優しさをたくさんもらった。図書館で借りていたのでちゃんと本を購入した。これからも咲子ちゃんの言葉を聞きたくなって、その度にこの本を開くことになるのだろうと思う。