ベランダの木日記

ベランダで盆栽(とは言えない和風の鉢植え)などを育て始めて4年目の新人です

ありがとう、実生の鉢

3月、盆栽の大先輩Fさんに分けていただいた5種類の木の種を撒いた実生の鉢。カリン3つとヤマモミジ2つが発芽し、スクスクと大きくなった。実生の鉢に間借りしていたクサボケの挿し木は、4本のうち3本が新芽を出した。以前、新芽が出るぞーと私に合図を送っている!と書いたクサボケは、残念ながら枯れてしまった。あれは最後の力を振り絞って「仲間たちがそろそろ新芽出すんで、あとはよろしく頼む・・・!」というメッセージだったのかと思ってしまう。

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カリンの一つがすごく大きくなって、他を覆い隠すようになってきたので、今日はそれぞれを素焼きの鉢に植え替えた。まずはヤマモミジから。根っこを傷つけないように慎重に慎重に深く深く掘り下げてそっと取り出した。根っこを見た時は感動で震えた。おおお!立派に生きてる!すごいすごい!

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そして、元気に育つんだよーと願いを込めて、用意しておいた鉢にそっと植え替えた。次にクサボケ、最後にカリンと作業を続けた。

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ヤマモミジとクサボケ

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カリン


盆栽として小さめに育てようとするならば直根を切った方が良いと読んだのだが、それは来春前にやる予定にした。それまでによく勉強しておこう。

 

カリンは大中小でサイズに違いがあるし、一つは緑が濃い。一番大きい子は3ヶ月でこのサイズなので、今後どうなっていくんだろう。鉢に合わせたサイズになるとは思ってるのだけど。

 

しかし、実生の鉢は楽しかった!毎朝、芽はまだかと一面茶色の土を血眼になって見つめ、芽が出た!と思ったら雑草だったりもした。発芽したら、今度は少しずつ成長していく様子が頼もしかった。実生の鉢にはロマンが詰まっていた!

 

初めての実生の子たち、どんな未来が待っているのか。まずは暑い夏、寒い冬を無事に乗り越えられるよう観察&勉強を続けよう。ありがとう、実生の鉢。